移住先の選び方
移住を成功させたいなら、まずは「なぜ引っ越すのか」を明確にしましょう。勢いで移住先を決めると、引っ越し後に「思っていたのとは違う」と後悔することになりかねません。地方に引っ越すといっても、都市部と田舎の2つの選択肢があります。「ある程度の便利さを持ち自然豊かな環境に住みたい」「田舎の不便さを楽しみたい」など、目的を明確にしておかないとどのエリアが自分に合っているのか、判断することはできないでしょう。
収入源を決める
生活していくためには何かしらで収入を得る必要があります。しかし、高知県は東京などの首都圏に比べて選択肢が少なく、賃金も低いため、希望条件に合う転職先が見つからない可能性があります。引っ越す前に求人動向と収入源を確認しておきましょう。
事前に必要な費用を計算する
引っ越し費用や住居費だけでなく、場所によっては車の購入費用も必要です。また、当面の生活費も用意しておかなければなりません。移住にかかる費用は家族構成によって異なりますが、あらかじめ費用を計算しておくと慌てずに済みます。
国や自治体の制度を利用する
移住先をある程度絞り込んだら各自治体の公式サイトを確認し、どのような移住支援が利用できるのか調べましょう。多くの自治体では首都圏からの移住者に対する支援金や、家賃・住宅購入費用の補助金、お試し滞在など、さまざまな取り組みを行っています。
詳しい情報を知りたい人は以下のサイトを確認してみてください。支援制度について丁寧に説明しています。
高知県の支援制度についてカテゴリ別に紹介しています。気になる項目を確認してみましょう。
二段階移住を活用する
高知県への移住を考えているなら、「二段階移住」をぜひ活用しましょう。まずは利便性の高い高知市に滞在し(ステップ1)、その後高知県内を巡って最終的にどこに移住するかを決定する(ステップ2)、という取り組みです。段階的に移住を進めることで失敗するリスクを避け、最適な移住先を見つけられます。
ステップ1では最大20万円の助成金(条件あり)、ステップ2では県内市町村を巡る際のレンタカー代に最大2万円の助成金(条件あり)が支給されます。
教育環境や医療施設もチェック
家族で移住する場合、気になるのは教育環境や医療施設でしょう。高知市の取り組みを一例として紹介しますので参考にしてください。高知市には小学生までの児童を対象とし、治療および薬剤を一部負担する医療費助成事業があり、経済的な負担を軽くする一助になっています。また、教育施設も充実しています。認可保育所が84箇所、幼稚園が7箇所、小学校が38箇所、中学校が23箇所あり、安全で安心な教育環境が提供されています。
高知県は医療施設が多く、「日本で最も病院の割合が高い県」としても知られています。大規模病院から地域密着型のクリニックなど、全部で318施設あるので、いざという時も安心です。